Posted by INGAGE on 2018年5月22日 in マニュアル, Re:lation
メール送信の際に発生するエラーの理由と対処方法について解説します。
送信に関わるエラーは大きく分けると下記に分かれます。
後者のエラーについてはバウンスメールが送信元に返ることによってエラーになったことがわかります。このバウンスメールのことはエラーメールと呼ばれることがあります。ここではエラーメールとバウンスメールは同じ意味として扱います。
メールを送信する際、Re:lationは登録された送信サーバーにアクセスします。その際に問題が発生した場合、Re:lationの画面上にて、下の図のようにエラーを表示します。
このように、「送信時のエラーメッセージ」と書かれている場合は、送信時に何か問題が起こったためにエラーが起こっています。
理由 |
送信メール設定に入力されているIDとパスワードのいずれか、または両方が正しくありません。 これまで送信できていたのに、突然このエラーが出る場合は、御社のメール管理者が送信サーバのパスワードを変更したにも関わらず、Re:lationでは古いパスワードのままであった場合が考えられます。 お使いのシステムによっては、メール送信に利用しているIDのログインパスワードを変更した場合にも、連動して送信パスワードも同様に変わることがあります。 |
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対処法 |
送信サーバのID・パスワードに変更がないか確認してください。 正しいID・パスワードを入力してください。 |
別のメッセージ |
535 Authentication Failed 535 Authentication Credentials Invalid 535 5.7.3 Authentication unsuccessful |
理由 |
送信サーバにアクセスしようとしたところ、何かの理由でアクセスができませんでした。 ネットワークに問題が起こっているか、送信サーバが正しく動いていないか、送信サーバの名前が変わってしまった可能性があります。 ほかにも、送信サーバに問題がなくても、IPアドレスでのアクセス制限などのためにRe:lationからアクセスができなくなっている可能性があります。 また送信ポートに25番ポートをお使いの場合はこのエラーがおこりやすくなっています |
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対処法 |
送信サーバ及びネットワークに問題がないか確認をしてください。 送信サーバ名が変更になっていないか確認をしてください。 送信サーバへのアクセスにIPアドレス制限をしている場合は、Re:lationのIPアドレスをアクセス可能に設定してください。(IPアドレスは support@ingage.jp にご質問ください) |
メールは送信相手のメールサーバに送られたものの、送信相手のメールサーバにて受け入れられなかった際にはバウンスメールが返ります。(サーバによってはバウンスメールを返さない場合があります)
その場合、Re:lationにはほかのメールと同様にチケット一覧に表示されます。バウンスメールは、送信者が Mail Delivery Subsystem とか postmaster とか Mailer Daemon といった名前になっています。
これらバウンスメールの中を見てみると、届けられなかった理由が書かれています。その多くは英語で書かれています。下記に代表的なバウンスメールとなった理由とその対処方法を記載します。
理由 |
送信先のメールアドレスが存在しない。 または、存在するけれども「存在しない」こととしてブロックされた。送信先が @docomo.ne.jp などキャリアメールアドレスの場合に高い確率で起こります。これは「携帯メールアドレスオプション」を使うことで回避できます。 携帯・スマホユーザに必ず届くメール機能が「Re:lation」に追加 |
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対処法 |
送信先が @docomo.ne.jp, @au.com などキャリアメールアドレスの場合は Re:lation 携帯メールアドレスオプション を利用することでブロックされずに送れます。 上記でも届かない場合は、送信先メールアドレスが存在しないか、送信メールがブロックされているか、送信先のサーバーに異常が発生しているかのいずれかが起こっています。送信先にメール以外の方法で連絡可能であればその旨連絡して対処をして(してもらって)ください。 |
別のメッセージ | Sorry, no mailbox here by that name. (#5.1.1) 5.1.1 The email account that you tried to reach does not exist. 5.1.1 Recipient address rejected: User unknown in local recipient table Unknown user 5.1.1 No such user 5.1.1 Recipient address rejected: User unknown in virtual mailbox table |
理由 | 送信先のサーバーのリソース(容量など)が不足していたために受信サーバにて拒否された。 |
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対処法 |
添付ファイルが含まれている場合、そのサイズを小さくして再送してみてください。 添付ファイルがないのにこのエラーが出る場合や、添付ファイルサイズを小さくしても出る場合は送信先のサーバーでの対処が必要になります。送信先に連絡して対応を依頼してください。 |
理由 | 送信先のサーバにて受信拒否された。 |
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対処法 |
ご利用の送信サーバ(SMTPサーバ)がブラックリストに入っている可能性があります。 送信サーバ運営企業に対応の依頼をしてください。 |
理由 | 送信メール内の添付ファイルサイズが大きすぎて、受信サーバにて拒否された。 |
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対処法 |
添付ファイルのサイズを小さくして再送してください。 一般的に、15MBまたは10MBまでであれば問題なく送れることが多いです。 |
別のメッセージ |
552 5.2.3 Message exceeds maximum fixed size (10485760) 552 Message size exceeds fixed maximum message size: 4310016 bytes |
Re:lationではバウンスメールを受け取った場合、その元メールがなんだったのかを確認するための便利な機能が備わっています。
下の図のように、バウンスメールに添付される元メールのファイル名を、元メールのタイトルとしています。これにより、何のメールがバウンスメールとなったのか簡単に知ることができます。
また、添付をクリックするとそのメールのプレビューが表示されます。これにより本文もクリック一つで確認することができます。