誰でも簡単に本格的なECサイトを開設できるShopifyの最大の魅力は、目的に合わせてアプリを連携し、カスタマイズできるという点ではないでしょうか?
Shopifyアプリを活用することで、顧客との関係性を深めていくCRM施策も可能です。
この記事では、ShopifyでCRM施策を行うメリットや具体的な方法、役立つ連携アプリについてご紹介いたします。
目次
Shopify(ショッピファイ)の特徴とは?

まずは、Shopifyの特徴について確認してみましょう。
Shopifyの機能としては、「管理機能」と「フロント機能」の大きく2つに分類されます。
バックオフィスが使用する管理機能では、商品管理やストア分析、注文管理などが可能です。
お客様が使用するフロント機能では、商品ページやカートチェックアウト、顧客管理も可能となっています。
このように、ShopifyはECのコア機能を提供していることに加えて、必要な機能をアプリで追加することも可能です。6000種類以上のアプリと連携していることから、自社に合った運営が簡単にできるのです。
Shopify(ショッピファイ)が多くの事業者から選ばれる理由

国内外を問わず、ECサイト構築サービスは数多く存在していますが、その中でもShopifyが多くの事業者から選ばれている理由には、
- 低コストで導入できる
- 柔軟性が高い
- デザインテンプレートが豊富
- 海外向けECサイト構築も可能
といったことが挙げられます。
低コストで導入できる
Shopifyの導入には初期費用がかからず、月額料金も29ドル/月~と低額に設定されているため、他社と比べて低コストで導入できます。
他の大手ECサイト構築サービスでは、月額料金が数万円かかる場合も多く、初期費用は数万円~数十万円かかるのが一般的です。
Shopifyの利用で、ECサイト運営にかかるコストを大幅に抑えられるので、その分を顧客へのサービスや新たな価値の創造に使うことができるでしょう。
デザインテンプレートが豊富
Shopifyでは、デザイン性の高いECサイト構築も可能です。
100種類を超えるテンプレートが用意されているため、HTMLやCSSなどの知識がなくても、テンプレートを選択するだけでサイトのデザインを自由に調整できるのです。
海外向けECサイト構築も可能
Shopifyは様々な言語や通貨、海外発送に対応しているので、海外向けのECサイト構築もスムーズに行うことができます。
さらに、AmazonやeBayなどの大手海外モールと連携し、Shopifyの管理画面を通して店舗運営をすることも可能です。
このように海外の販促チャネルを獲得できることも、Shopifyの大きなメリットでしょう。
柔軟性が高い
前述したように、Shopifyでは拡張機能となるアプリが多数開発されているため、基本機能に搭載されていない機能を追加できる点も選ばれている理由の一つです。
Shopifyに標準で搭載されている機能は、バックオフィスが使用する管理機能とお客様が使用するフロント機能共に最低限の機能のみですが、アプリの連携でCRM施策なども可能となります。
Shopify(ショッピファイ)でCRM施策を行うメリット

CRM施策とはCRMツールを活用して顧客管理を行い、顧客の属性に応じた様々な施策を打ち出すことです。
ShopifyでCRM施策を行うメリットとしては、
- リピーターの獲得による売上の安定化
- データを活用したマーケティング戦略が可能になる
- 顧客情報の管理・共有が容易になる
といったことが挙げられます。
リピーターの獲得による売上の安定化
ShopifyでCRM施策を行うことで、リピーターの獲得による売り上げの安定化を図ることができます。
売上を安定させるには新規顧客の獲得も大切ですが、それ以上にリピーターの獲得が大きな鍵となるのです。
なぜなら、マーケティングの世界では顧客全体の2割にあたるリピーターの購入額が、売り上げの8割を占めると言われているからです。つまり、2割のリピーターとの関係性を構築することで、8割の売り上げを維持することができ、高い費用対効果を見込めるというわけです。
Shopifyでは、CRM施策ができるアプリが数多く揃っているので、顧客との関係性構築に活用しましょう。
データを活用したマーケティング戦略が可能になる
Shopifyでは、顧客データを活用したマーケティング戦略も可能です。
例えば、購買履歴や顧客の声などの情報を分析することで、最適な集客方法やアプローチ方法などの戦略を検討できるのです。
データを元にしたロジカルなマーケティング戦略を行うことで、顧客満足度をアップさせると同時に、売上の向上にもつなげられます。
顧客情報の管理・共有が容易になる
顧客情報の管理・共有が容易になることも、ShopifyでCRM施策を行うメリットです。
Shopifyでは管理アカウントを複数追加できるので、複数人での情報共有が容易です。また、顧客からの問い合わせ管理ができるアプリを連携させることで、対応漏れや二重対応などを防ぐこともでき、顧客との信頼関係構築につながります。
CRM施策を行う手順

実際に、CRM施策を行う手順は次の通りです。
- 現状を把握する
- 顧客をグループごとに分類する
- グループごとの施策を考える
1.現状を把握する
まずは顧客分析のため、現状を把握する必要があります。そこでおすすめの方法は、RFM分析です。
RFM分析とは、Recency (最終購入日)・Frequency(来店頻度)・Monetary (購入金額ボリューム)の3つの指標を用いて顧客をグループ分けする分析手法の一つです。RFM分析は、これら3つの指標の頭文字をとったものになります。
最終購入日、来店頻度、購入金額のデータを準備したら、それぞれの顧客にRFMスコアを付けましょう。
例えば、「来店頻度と購入金額ボリュームの数値が高く、最終購入日の数値が低い」という場合は、購買力はあるものの、リピート率が低いことから、自社の商品に満足できていない可能性が高いと言えます。
2.顧客をグループごとに分類
次に、顧客をグループごとに分類します。
分類する際のポイントは、指標ごとに課題のあるグループを作ることです。
例えば、「来店頻度・購入金額ボリュームの数値は高いが、最終購入日の数値が低いグループ」、「来店頻度・最終購入日の数値は高いが、購入金額ボリュームの数値が低いグループ」などというように、いくつかのグループに分類します。
3.グループごとの施策を考える
それぞれに課題を持ったグループに分類したら、次はそのグループごとに適切な施策を考えます。
例えば、「来店頻度・購入金額ボリュームの数値は高いが、最終購入日の数値が低いグループ」は、優良顧客であるにもかかわらず、関係性が薄れてきている可能性が高いので、メルマガの配信や新商品の案内などを送信するといった施策を行います。
Shopify(ショッピファイ)のCRM施策におすすめのアプリ5選
ShopifyでCRM施策を行う際に注意したいのが、Shopifyには最低限の機能しか搭載されていないため、目的に合わせてアプリを連携し、機能拡充が必要だという点です。
ここでは、ShopifyでのCRM施策に役立つおすすめアプリをご紹介いたします。
Re:lation(リレーション)

Re:lationは、電話やメール、SNSなど様々なチャネルからの問い合わせをチームで一元管理できる顧客対応ツールです。
対応漏れや二重対応を防ぐことに加えて、小さなやり取りもすべて記録することから、顧客との信頼関係構築に繋がるきめ細かい対応が可能となります。
わかりやすい画面デザインや優れた操作性で、初心者の方でも安心して利用できます。
まるっと集客

まるっと集客は、Google広告・facebook広告・Instagram広告・LINEメディアの他、各種ポイントサイトや比較サイトなどに、Shopifyから自社商品の掲載が簡単にできるアプリです。
売上に応じた費用が発生する成果報酬型なので、安心して使い始めることができるでしょう。
SEO Optimizer: All‑in‑one SEO

SEO Optimizer: All‑in‑one SEOは、ECサイトをSEOに最適化させるための機能が備わったアプリです。画像へのALTタグ付けやメタタグの最適化など、SEOに必要なサイトメンテナンス機能に加えて、現在のサイトの状況を一覧で確認できるレポート機能も備わっています。
Referral Candy

Referral Candyは、商品を購入した顧客に友達紹介(リファラル)を促すアプリです。
友達紹介してくれた顧客に対して、割引クーポンなどの配布が可能となります。
Letro(レトロ)

出典:Letro公式HP
Letroは、UGC生成から掲載、最適化までをワンストップで運用できるアプリです。
自社の商品に関する写真や動画をInstagramから抽出し、InstagramやFacebookの広告バナーとして活用することができます。
Shopify(ショッピファイ)を活用したCRM施策で収益を最大化!

Shopifyはネットショップに必要な最低限の機能は備わっていますが、CRM施策を行うには、アプリを連携して機能を拡張する必要があります。
Re:lation(リレーション)では、様々なチャネルを活用した顧客とのコミュニケーションが可能であると同時に、それらを一括管理することができます。迅速かつ的確な対応をすることで、顧客との関係性構築に繋がるでしょう。
まずは、20日間無料トライアルで機能面や使い勝手の良さを体感してみてはいかがでしょうか?
Re:lation公式HPはこちらです。