年末年始に届いた怪しいメールに注意!

株式会社インゲージは12月28日から1月5日まで年末年始休暇でした。その間に届いた怪しいメールを調べてみました。

Re:lationでの検索画面

「怪しいメール」としたものは下記のメールです。

  1. よく知られている企業の名前を使い、「問題が起こっている。解決のためにクリックして」などといった内容のもの。
  2. Fromに指定されているメールアドレスが明らかにおかしい。

1.については、このようなメールです。

実際に届いたメール(メールアドレスの一部をマスクしています)

上記のメールはあたかもPayPalから送られたような体裁をしています。文章を読むとクリックして問題を解決して欲しいとあります。しかも急ぎで。

メールをよく見ると、フッターにある著作権との表記がなにやら不自然です。本文下部にあるPayPalの文字のすぐ隣にカンマ(,)だけが置かれてあるのも変ですね。ただ、これらの不自然さはぱっと見ただけでは気づかないかもしれないほどです。

ですが、Re:lationでは開いたメールの右隣に送信者情報が表示されます。下の図を見てください。ここに表示されているメールアドレスを見ると一目瞭然。PayPalとは全然関係ないドメインが指定されていることがわかります。

PayPalとは異なるメールアドレスドメイン

このようなメールに「ウイルス」とラベルを貼って集計しました。

年末年始の約10日間だけで4通ほど怪しいメールが届いていました。

年初・週明けなど忙しいときにはついこのようなメールのリンクをクリックしてしまうことがあるかもしれません。そんなことがないように右横に表示される「関連するお客様情報」にてメールアドレスを確認するようにしましょう。

関連リンク)
メール本文横に送信者情報が表示されるメールクライアント「Re:lation」

ABOUT US
T.Wada
まだコンピュータが1枚の基盤だった頃からITとともに育つ。約10年のアメリカでのIT開発ディレクター・企業取締役を通じて海外も含めたITの歴史を肌で感じてきた。自身の経験から顧客対応がなぜうまくいかないのかを考える中でカスタマーサクセスを作るクラウドサービス「Re:lation」を開発。3男1女の父。好きな言葉は「日々勉強」。