フリーのメールソフト・Webメールおすすめ10選!ビジネスで選ぶべき無料メーラーを紹介

近年ではフリーのメールソフトやWebメールの機能性が上がっており、ビジネスでも無料メーラーを導入する企業が増えてきています。

フリーのメールソフト・Webメールには数多くの種類があり、どれを導入すべきか迷っている担当者の方も多いでしょう。

フリーのメーラーを導入する際には、複数のサービスを比較して必要な機能が備わっているかどうかを確認することが大切です。

本記事では、フリーのメールソフト・Webメールのおすすめ10選をピックアップして紹介します。

またフリーのメーラーのメリットやデメリットなどもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

メーラーとは?

メーラーとは、電子メールを送受信するためのソフトウェアやサービスのことです。

ビジネスはもちろん、日常生活においても便利なコミュニケーションツールとして広く利用されています。

メーラーには主に「メールソフト」と「Webメール」の2種類があり、それぞれで特徴が異なります。

次の項目から、メールソフトとWebメールの違いやそれぞれの特徴を詳しく解説するので、ぜひチェックしてみてください。

「メールソフト」と「Webメール」の違い

メールソフトとWebメールは、いずれもメールの送受信をするためのツールですが、使い方や機能性に違いがあります。

メールソフトは、パソコンやスマートフォンにインストールして使用するソフトウェアであり、送受信したメールデータがローカルに保存されることが特徴です。

アプリケーションをインストールしなければメールの送受信はできませんが、オフライン環境でもメールを閲覧できます。

一方のWebメールは、インターネットを介してブラウザ上で利用できるクラウド型のサービスで、メールデータはオンライン上に保存されます。

インターネットに接続できる環境さえあれば、どのような端末からも簡単にメールを確認できる点がメリットです。

メールソフトの特徴

メールソフトの特徴は次のとおりです。

  • ソフトウェアのインストールが必要
  • オフラインでもメールを閲覧できる
  • 好みに応じてカスタマイズが可能
  • 保存容量は端末の容量次第

メールソフトを利用するためには、専用のソフトウェアをインストールする必要があります。

メールデータはローカルに保存されるため、インターネット環境がなくてもメールのチェックや下書きの作成などが可能です。

また操作方法やメールの振り分け設定、フィルタリング、バックアップなど、好みに応じて自由にカスタマイズできます。

保存容量が使用端末に依存する点には留意しておきましょう。

Webメールの特徴

Webメールの特徴は次のとおりです。

  • ブラウザ上でメールのやり取りが可能
  • 複数の端末からメーラーにアクセスできる
  • メールを閲覧するためにはインターネット環境が必須
  • 保存容量はサービスやプランによって異なる

Webメールはソフトウェアのインストールが不要で、インターネット環境さえあればどの端末からでもアクセスできることが特徴です。

たとえば会社ではパソコン、外出先ではスマートフォンというように、簡単に複数の端末からWebメールにアクセスできます。

ただし、Webメールの利用にはインターネット接続が必須であるため、オフライン環境での利用には制限がある点に注意が必要です。

また保存容量はメールソフトと違い、サービスやプランによって制限があります。

サイズの大きなファイルを頻繁にやりとりする場合は、保存容量が大きなサービスやプランの利用がおすすめです。

フリーのメールソフト・Webメールおすすめ10選

数あるフリーのメーラーの中でも、おすすめ10選をピックアップしました。

種類メーラー保存容量特徴
WebメールGmail15GB・大容量のストレージを提供
・Googleサービスと連携可能
Yahoo!メール2GB・カスタマイズ機能が豊富
・LYPプレミアム会員は容量無制限
Outlook.com15GB・Office365と連携しやすい
・ビジネスに関する機能が充実
iCloud Mail5GB・Appleデバイスとシームレスに統合
・広告表示なし
メールソフトThunderbird・カスタマイズ性能が高い
・多数の拡張機能を提供
Sylpheed・軽量でサクサク動く
・対応プラットフォームが多い
Spark・チームでメールの管理が可能
・メールの自動整理機能あり
Microsoft Outlook・ビジネス向けの高度な機能を搭載
・ExcelやWordと連携しやすい
eM Client・効率よくメール管理できる機能を搭載
・外部サービスとの連携が充実
Mailbird・連携できる外部サービスが豊富
・ChatGPTによるサポート

各メーラーの特徴やサービス内容を詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

Gmail

サービスの特徴
  • 大容量のストレージ(15GB)を無料で提供
  • 強力なスパムフィルタリング機能あり
  • 他のGoogleサービスとの連携が可能

Gmailは、世界的に有名なGoogleが提供するフリーのWebメールサービスです。

メールの保存容量は15GBと大容量であるため、容量不足を感じることなく快適にメールの送受信ができます。

セキュリティ対策としてスパムフィルタリング機能があり、信頼性の低いメールは自動で迷惑メールフォルダに振り分けられます。

またスプレッドシートやドキュメントなど、他のGoogleサービスとも連携でき、仕事の効率アップを図れる点もGmailのメリットです。

Yahoo!メール

サービスの特徴
  • 豊富なカスタマイズ機能
  • 高度なウイルス対策とスパムブロック
  • LYPプレミアム会員なら容量無制限

Yahoo!メールは、ヤフー株式会社が提供する無料のWebメールサービスです。

レイアウト変更やフィルタリングなど、カスタマイズ機能が豊富に用意されているため、好みに応じてメール環境を整えられます。

セキュリティ対策にも力を入れており、高度なウイルス対策とスパムブロックが標準搭載されている点も魅力です。

ストレージは2GBと少なめですが、LYPプレミアム会員であれば、メールボックスの容量が無制限になります。

SoftbankまたはY!mobileのスマートフォンを利用している場合は自動的にLYPプレミアム会員となるため、とくにおすすめです。

Outlook.com

サービスの特徴
  • ストレージは15GBと大容量
  • Office365と連携しやすい
  • カレンダーやタスク管理機能が充実している

Outlook.comは、Microsoftが提供するフリーのWebメールです。メールソフトのOutlookとは異なり、ソフトウェアのインストールが必要ありません。

Webメールでありながらストレージは15GBと大容量で、ビジネスシーンでも十分に活用できます。

Office365とも連携しやすく、ExcelやWord、Power Pointなどにメールの内容を自動的に転記することも可能です。

メールの送受信のほか、カレンダーやタスク管理などビジネスに役立つ機能が充実しており、業務効率化にもつながるでしょう。

iCloud Mail

サービスの特徴
  • Appleデバイスとシームレスに統合
  • 広告が表示されないクリーンなインターフェース
  • 高度なプライバシーとセキュリティ保護

iCloud Mailは、Appleが提供するフリーのWebメールサービスです。

Appleデバイスとシームレスに統合することが大きな特徴で、各デバイス間で簡単にメールを同期できます。

MacやiPhone、iPad、Apple Watchなど、Appleデバイスを複数使い分けている方であれば、非常に便利なWebメールです。

iCloud Mailには広告が一切表示されないため、煩わしさを感じることなくメールのやり取りに集中できます。

またAppleによる厳重なセキュリティで守られているのも、iCloud Mailのメリットです。

Thunderbird

サービスの特徴
  • 広告表示がなく快適に操作できる
  • カスタマイズ性が高く、多くの拡張機能が利用可能
  • 1つの画面で複数のメールアドレスを管理

Thunderbirdは、Firefoxブラウザで有名なMozillaが提供する無料のメールソフトです。

無料のソフトでありながら広告表示がないため、ストレスなく快適に操作できます。

Thunderbirdはユーザーが好みにカスタマイズできる高い柔軟性があり、拡張機能(アドオン)を追加することでメール環境を整えられます。

また複数のメールアドレスを同時に管理できるため、別のメールソフトやサービスに切り替える手間がかかりません。

Sylpheed

サービスの特徴
  • 軽量で動作が非常に速い
  • シンプルで使いやすい画面デザイン
  • 多数のプラットフォームに対応

Sylpheedは、プログラマーの山本博之氏が開発し、オープンソースで提供しているメールソフトです。

メールソフトの中でも動作が軽量で非常に速いことが特徴で、大量にメールを保存していてもサクサクと動きます。

シンプルで使いやすい画面デザインとなっており、メールソフトが初めてのユーザーでも直感的な操作が可能です。

WindowsやmacOS、Linux、Unix系OSなど、多数のプラットフォームに対応しており、さまざまな環境でメールを管理できます。

Spark

サービスの特徴
  • チームでメールを共有・管理できる
  • Smart Inboxでメールを自動整理
  • 直感的で使いやすいインターフェース

Sparkは、ウクライナのスタートアップ企業であるReaddle社が提供するメールソフトです。

Spark for Teamsの共有受信トレイを利用すれば、チーム内でメールを共同管理できるようになり、対応漏れを防止できます。

Smart Inboxというメール整理機能では、重要なメールと目を通す必要のないメールを自動的に振り分けてくれます。

またメールの管理画面は非常にシンプルな設計で、誰もが直感的に使いやすいインターフェースです。

Microsoft Outlook

サービスの特徴
  • ビジネス向けの高度な機能
  • 仕分けルールの設定でフォルダ振り分けが可能
  • Microsoftのソフトウェアと連携できる

Microsoft Outlookは無料で利用できるメールソフトであり、多くのWindowsに標準でインストールされています。

スケジュールやタスク、連絡先などをまとめて管理できる機能が備わっており、ビジネスシーンではとくに役立ちます。

送信者のメールアドレスや、特定のキーワードなどで仕分けルールを設定しておけば、条件に基づいて自動的にフォルダ振り分けが可能です。

Outlook.com同様に、ExcelやWordなどMicrosoftのソフトウェアと連携して業務を効率化できます。

eM Client

サービスの特徴
  • メールの送受信以外にも豊富な機能を搭載
  • 外部サービスとの連携が充実
  • 操作しやすい画面デザイン

eM Clientは、チェコ共和国のeM Client s.r.o社が提供する、フリーのメールソフトです。

メールの送受信のほか、カレンダー、タスク、連絡先管理、チャットなどの豊富な機能を搭載しており、効率よくメールを管理できます。

また、クラウドストレージやWeb会議ツールとも連携できるようになっており、ファイル添付やミーティングの設定をする際に便利です。

シンプルな画面デザインもeM Clientの魅力で、メールソフトが初めての方でも操作しやすいインターフェースを実現しています。

Mailbird

サービスの特徴
  • メール管理画面のカスタマイズが可能
  • 連携できる外部サービスが豊富
  • ChatGPTによるサポート機能を搭載

Mailbirdは、シンプルで直感的なインターフェースが特徴の無料メールソフトです。

メール管理画面のデザインやレイアウトは自由に変更できるようになっており、好みに応じてカスタマイズできます。

外部サービスとの連携機能により、GoogleカレンダーやSlackなど、さまざまなツールとシームレスに統合が可能です。

またChatGPTによるメール作成機能が搭載されているため、業務効率化にもつながります。

フリーのメールソフト・Webメールのメリット・デメリット

フリーのメールソフトやWebメールにはメリットがある一方で、デメリットがあるのも事実です。

主なメリットとデメリットを紹介するので、フリーのメーラーの利用を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

フリーのメーラーのメリット

フリーのメーラーには、主に次のようなメリットがあります。

  • 導入費用やランニングコストがかからない
  • 機能性や使いやすさを気軽に試せる

フリーのメーラーのもっとも大きなメリットは、完全無料で利用できる点です。

導入費用やランニングコストが発生しないため、コストを最小限に抑えつつメールを管理できます。

無料であることから、機能性や使いやすさを気軽に試せるのもメリットです。

もしもメーラーの機能性が悪いと感じても、導入費用や月額費用がかかっていないため、簡単に別のメーラーに乗り換えられます。

フリーのメーラーのデメリット

フリーのメーラーには次のようなデメリットも存在します。

  • セキュリティ対策が弱い傾向にある
  • 機能が限定される場合が多い
  • 広告が表示される

フリーのメーラーは、有料のメーラーと比較してセキュリティ対策が弱い傾向にあり、とくにビジネス用途においてはリスクが伴います。

カスタマイズ性や高度な機能が制限されていることも多く、メールの送受信や連絡先管理のみに特化している場合が少なくありません。

またフリーのメーラーは広告費用で収益をまかなっているため、広告表示が煩わしく感じる可能性もあるでしょう。

メール共有システム比較

複数人でのメール対応業務は「Re:lation(リレーション)」がおすすめ

出典元:Re:lation
サービス名Re:lation(リレーション)
提供会社株式会社インゲージ
料金初期費用:要問い合わせ
最低月額料金:19,800円
無料期間あり(10日間)
※料金はすべて税込表記です。
サービスの特徴
  • 合計10種類のチャネルからの問い合わせを一元管理
  • ステータス管理でメールの対応状況が一目でわかる
  • 継続的に無料で使えるフリープランあり

Re:lation」は、株式会社インゲージが提供するメール管理ツールです。

メールや電話、チャットなど合計10種類のチャネルからの問い合わせを一元管理できるため、複数名のユーザーでメール対応ができます。

Re:lationに届いたメールは「未対応・保留中・対応完了・対応不要」の4つのステータスで管理します。

ステータスはリアルタイムで反映されるので、対応漏れや二重対応が起こりません。

Re:lationは有料サービスですが、継続的に無料で使えるフリープランも提供されています。

登録ユーザーは3名まで、送信権限は1名までと制限はあるものの、高機能なメール管理ツールを使用したい方はぜひ検討してみてください。

メールソフト・Webメールに関するよくある質問

メールソフト・Webメールに関して、よくある質問は次のとおりです。

  • メーラーの選び方は?
  • ビジネスにおすすめの無料メーラーは?
  • フリーのメーラーで一斉送信はできる?

それぞれの質問に回答します。

メーラーの選び方は?

フリーのメーラーを選ぶ際には、次のポイントを確認しましょう。

  • 操作性やユーザーインターフェース
  • 機能性の充実度
  • Webメールの場合は保存容量
  • サポートやフォロー体制

メーラーをストレスなく扱うためにも、直感的に操作できるかどうか、ユーザーインターフェースに優れているかのチェックは重要です。

またビジネスで利用する場合、メールの送受信以外にどのような機能が搭載されているのかで選ぶ方法もあります。

フリーのWebメールを使用する際には、ストレージの保存容量の確認も必須です。

ビジネスにおすすめの無料メーラーは?

ビジネスで無料メーラーを使用する場合は、機能性や連携サービスなどから、業務効率化につながるメーラーを選んでみてください。

たとえばメールを送受信する量が多い場合、Webメールの中でもストレージ容量が大きいGmailやOutlook.comが向いているでしょう。

またExcelやWordなど、Microsoft関連のツールを利用することが多いのであれば、連携して利用できるMicrosoft Outlookがおすすめです。

仕事の環境や業務量によってもおすすめの無料メーラーは異なるため、自身にあったものを選びましょう。

フリーのメーラーで一斉送信はできる?

フリーのメーラーでも、基本的には一斉送信の機能が搭載されています。

ただし、メーラーによっては大量送信すると制限をかけられる可能性があるため、注意しておきましょう。

フリーのメールソフト・Webメールおすすめ10選まとめ

今回はフリーのメールソフト・Webメールの中でも、とくにおすすめの10選をピックアップして紹介しました。

フリーのメーラーには主にWebメールとメールソフトの2種類があり、それぞれで特徴や使い方などが異なります。

ブラウザで手軽に利用したい場合はWebメール、保存容量を気にせずメールのやり取りをしたい場合はメールソフトがおすすめです。

社内でメール対応業務を効率化させたいなら、問い合わせ管理システムの「Re:lation」もあわせてチェックしてみてください。

10日間の無料トライアルを試してみて、機能面や使用感が自社のニーズにマッチしたなら導入を前向きに検討してみましょう。